
この公演を通して得たたくさんの感情を、文字でまとめるのがとても難しいです。
ただ、公演チラシにも記しました
「聴く人にとっても、演奏する人にとっても、新しい音楽の入り口になりますように。」
という 企画当初に込めた想いは、
私の想像以上の景色となりました。
俗謡五景が見せてくれる日本の景色の美しさ、そして日本の民謡の力強さ。アンケートを拝見するに、きっと多くのお客様に響いたことと思います。
助演の皆さん、うみの合唱団の皆さん、フォルテ児童合唱団の皆さん、エンジェルコーラスの皆さん、金沢二水高校合唱部の皆さん、金沢桜丘高校箏曲部の皆さん、金沢桜丘高校吹奏楽部の皆さん、コールさくらの皆さん、釣谷雅楽房社中の皆さん、杵望会の皆さん。
皆さんとだから成し遂げることができました。
本当にありがとうございました。

企画当初、なにかひとつでもうまくいかなかったら諦めようと思ってました。
浜松文化振興財団さんに金沢での演奏をお許しいただけなかったら。希望の会場と希望の日程が取れなかったら。釣谷先生と直江さんにご協力いただけなかったら。助演の皆様のご都合が悪かったら。桜丘ブラスにご参加いただけなかったら。合唱の人数が集まらなかったら。助成金申請が通らなかったら。資金調達できなかったら。
自分一人で始めた妄想は、越えなきゃいけないハードルが多々ありました。
でも、全部うまくいったんです。
色々準備が大変だったでしょうとよく言われたのですが、塚田さんとのMCでもぽろっとお話ししましたように私は言い出しっぺなだけで、釣谷先生と直江さんのご協力のもとにどんどん素敵な方々と巡り会え、どんどん話が進み、どんどん曲が輝いていく本番までのそのプロセスは、ずっとずっと楽しかったです。
またきっと、皆様の前にEntranceを広げ、和洋の扉を開きたいと思います。
その時を楽しみに、これからも精進してまいります。

(photo by 鶴見哲也 )