久しぶりの投稿になります。
長いコロナ禍、そして私事ですが娘を出産し初めての育児に翻弄され、あっという間に年月が過ぎていました。このページも長らく冬眠状態で申し訳ございません。
少しずつ心の余裕と共に気持ちが前に進み出し、かねてよりやりたいと願っていた自主公演を、昨年末に開催することができました。
簡単にですが、記録のためにこちらでも振り返っていけたらと思います。
(以下、当日配布したプログラムに書いたご挨拶、そして事前の告知文を再編したものです)

初めて、自主公演を開催します。
リサイタルではなく、子供たちと一緒に音を奏でる公演を。
「Entrance 〜和洋の扉〜」は、和洋それぞれの音楽の魅力や発見を、お客様にも出演者にも伝えられるような、本公演がそんな入り口(エントランス)になれば、という願いを込めて題しました。
邦楽×合唱×吹奏楽のクロスオーバーコンサート、とは文字ではなかなか想像しづらいかもしれませんが、好きなジャンルの音楽のほかに普段あまり耳にしないジャンルの音楽にも耳を傾けていただき、何かを感じて頂けたら嬉しく思います。
プログラムの最後には、私が七年前に浜松市で参加させていただいたコンサート「和洋奏楽」のご縁から、今回石川県で初めて、和田薫先生作曲『日本民謡による吹奏楽と合唱・箏合奏のための「俗謡五景」』を、演奏させていただく運びとなりました。
総勢150名に及ぶ大編成による音楽の力、そして喜びを全身で感じられる素晴らしい曲で、ずっとずっと、いつか金沢で演奏したいと願っていた曲です。作曲の和田薫先生、ご協力いただきました浜松市文化振興財団様、本当にありがとうございます。
母校である金沢桜丘高校との共演は、いつかやりたかった目標でした。今回、桜丘高校吹奏楽部と箏曲部の学生の皆さんとご一緒できるのが楽しみです。
こうした公演の企画運営が初めてのことばかりで慣れない私でしたが、共に実行委員会として名を連ねてくださいました箏曲の釣谷先生、声楽の直江先生のの大きなお力添えをいただきましたおかげで、たくさんの出演者、団体にご参加いただける運びとなりました。
そして多くの後援・協力・助成もいただけたこと、本当に心強く、心より感謝申し上げます。
会場選びは、響きが美しい音楽堂コンサートホール一択でした。
子どもから大人まで、そして古典からコラボレーションまで、コンサートホールの響きと共に、力いっぱいの表現をお届けしたいと思います。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
